北湘南スポーツアカデミー クラブエンブレム決定

この度北湘南サッカースクールのNPO法人化に伴い、新クラブエンブレムを作成しました。

今回エンブレムの作成に至った経緯としては、クラブのNPO法人化に伴って今後の事業展開を考えた際、現行ロゴの「SOCCER」表記が支障となるケースも考えられたことから新エンブレムを検討しました。

まず最初に決定したのは、クラブのホームタウンが「伊達市」という比較的知名度の高い武家に由来することを活かした、甲冑・兜等の図案の採用でした。

ここで「伊達」というと真っ先に思い浮かぶのは伊達市のカントリーサインにも用いられている「伊達政宗」の細長い三日月のような前立て(兜の額部分の飾り)ですが、

伊達武者まつりHPブログ等や実際に伊達市開拓記念館に赴き調べたところ、北海道伊達市を開拓したのは「伊達政宗」の従兄弟であり家臣であった「伊達成実」を先祖とする「亘理伊達家」の子孫であることがわかりました。

(伊達武者まつり実行委員会 早瀬様ご提供「まんが伊達成実物語」から)

この「伊達成実」は伊達家家臣の中でも勇猛果敢な武将として名が知られていたそうで、その兜の前立ては「毛虫」でした。これは毛虫の「決してあとずさりしない習性」にあやかったものだそうです。

以上のことから、NSSの選手らにも「どんなに強い相手でも、どんな劣勢に追い込まれても、決して気持ちは退かないで闘ってほしい。そんな人間に育ってほしい」と考えたことと、伊達市の正統な始祖であることを鑑み「毛虫の前立ての兜」を図案として採用することといたしました。また今回のエンブレム図案の決定に先立ち、伊達市噴火湾文化研究所学芸員で亘理伊達家第20代当主の伊達元成氏に経緯をご説明し、その使用についてご快諾をいただいております。

nssacad_emblem_making
カラーは、外周をクラブカラーであるサックスブルー。ロゴの文字は伊達市の名産である藍染からネイビーとしています。

ぜひこのエンブレムを愛していただき、また育てていただきますよう宜しくお願いいたします。

参考:伊達市開拓記念館伊達武者まつりブログ伊達武者まつりHP