NSS U15選手へ蛯澤コーチからメッセージ

昨日のU12真島監督に続き、北湘南サッカースクール NSSの活動一時休止中のU15選手の皆さんに蛯澤U15コーチからメッセージです。


北湘南サッカースクール 選手の皆さんへ

みなさん、こんにちは。元気ですか?
先日の深谷統括と真島監督のメッセージを読み、何か実践していますか?

サッカーにも優先順位があるように、私達の生活にも優先順位があります。
①命、②健康、③身の安全、④住む所、⑤家族、⑥食事…
今回の北海道、日本の決定はこれらの優先事項をもとになされています。勉強もとても大事なことですが、「学校で学ぶ」ということは、これらの優先事項には含まれていません。だから、学校は閉鎖されたのです。

では、「サッカー」は? イタリア、ユベントス(現在リーグ2位)のクリスティアーノ・ロナウドは3月2日、セリエAでインテル(3位)とのリーグ戦の直前に、新型コロナウイルスの影響で無観客試合となるはずだったこのビッグマッチについて、以下のようにコメントを残していました。

「これほど大切な試合が無観客なのは不思議な感じだろうね。良いことじゃない。でも、健康がもっとも大切だ。決定を尊重しなければならない」と。
そしてその後、この試合も無観客試合ではなく、新型コロナウイルス拡大対策として中止という決定がなされました。

私も含め、みなさんの気持ちとして「サッカー」の優先順位は、上の順位付けで言えばおそらく、②または③の次あたりに位置するのかもしれませんね。しかし、残念ながらこのような事態においては、サッカーやスポーツの優先順位はずーっと下に下がってしまいます。それはみなさんも、今回のイタリアの上位決戦の中止や、J.LEAGUE全試合延期の決定でも理解できるでしょう。

「ピンチをチャンス」に、という統括のメッセージがありましたが、私には、これに関してちょっとした考え方があります。それは次のようなものです。

『今、北海道や日本がほぼ全体的にピンチの状態かもしれません。だとすれば、全員がピンチです。
全員がピンチと言うことは、「ピンチ状態が普通のこと」なわけです。誰かだけが、どこかのチーム、地域だけが、ではなく。
誰かだけがピンチなら、その人は他の人以上に努力しなければ、周りに追い付いたり追い抜かしたりはできません。
でも、今全員が横一列でピンチなら、努力すれば、した分だけそのままプラス(お得)になり、仲間に手をさしのべ、共に高まれば、それもそのままプラス(お得)になります。
だから、現在の状況は見方、考え方を変えれば「チャンスしかない」状況なのです。』

石ころや枝があればラダーは出来ます。
1列に並べればコーンドリブルもできます。
ダッシュもできます。
その場でボールタップを10分もやれば走り込みの効果もあるでしょう。

そして、これらの実践やオリジナルのトレーニングを短い動画で撮って仲間に送信すれば、「お、あいつもやってんな、負けられない!」と、互いに刺激にもなるでしょう。

いつもやっている腕立て、スクワット、ジャンプは、ほんの小さなスペースがあればできます。
保護者の賛成が得られれば、家の中で素足でボールを運ぶことは、ボールタッチを劇的に上達させます。

録画してまだ観ていないサッカーの試合はありませんか?
保護者が撮ってくれた自分達の試合の映像はありませんか?

チームとしてサッカーはできない、児童生徒として登校はできない。だけどその分、代わりにできることは意外とたくさんあるでしょう。

家の手伝いをして、家族への恩返し、役に立つこともできるはずです。

ほら、そう考えれば、今はみなさんにとって「チャンスしかない」状況なのがわかるでしょう?マイナス思考からは何も生まれません。常にプラス思考!

バモス!バモス!
バモス、湘南!!
バモス、湘南!!

北湘南サッカースクールU15コーチ 蛯澤一弘


以上です。
NSS活動休止期間ですが、今後も情報発信を続けます!